第15回かめのり賞 4団体の表彰が決定

第15回かめのり賞は23団体・個人の方からのご応募があり、4団体への表彰が決定しました。受賞した4団体へは、正賞として記念の楯および副賞として活動奨励金100万円が贈呈されました。2022年1月8日にオンラインにて開催された「かめのりフォーラム2022」内で表彰セレモニーが行われ、受賞4団体の活動紹介とパネルディスカッションが行われました。
 

第15回かめのり賞は、当財団木村晋介理事長を委員長として、外部有識者を含めたメンバーで構成された「かめのり賞選考委員会」にて、「かめのり賞規定」及び、「かめのり賞選考基準」にのっとり、討議、選考を行い、4団体が決定いたしました。

授賞決定にあたり、次の点が高く評価されました。
1.これまでの活動歴、活動内容とその成果として、活動によりもたらされた変化や影響力が大きく、また、活動自体に自主性、独自性を持ち、他にない取組みをしていること
2.地域やボランテアの人々と共に活動し、また、行政、企業、教育機関および他団体等と密接に結びついて、有機的な協働・連携が進められていること
3.その活動が社会の必要性に合致し、将来を見据えた事業展開を考えていること

「かめのり大賞人材育成部門」では、次の世代の社会づくりに貢献できる人材育成を行っていることを評価
「かめのり大賞草の根部門」では、応募団体/個人または応募団体を構成している人々(会員やボランティア)と支援先(サポートされる側)とが直接交流している活動を評価
「かめのりさきがけ賞」では、他にない先駆的な取り組みを評価

これらの点に加え、アジアを中心とした活動や青少年を主眼とした交流や人材育成であるか、また支援する側と支援先が直接交流する活動をしているかという点にも着目し、選考されました。
この他、顕著な活動や実績を持つ団体・個人に「かめのり特別賞」を表彰しています。

 ≪受賞団体のご紹介≫(敬称略)
≪ かめのり大賞 草の根部門 ≫

 
認定特定非営利活動法人Hope and Faith International 殿
希望と信頼をテーマに、アジアの貧困地域に住む子どもの就学生活自立支援を1998年より行う。貧困を生み出さない地域共同体の開発として、フィリピンでミシンプロジェクト、ネパールでは山羊銀行を発展中。又、日本の青年の啓発活動も行う。
≪ かめのり大賞 人材育成部門 ≫

 
認定特定非営利活動法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 殿
地域の子どもを地域で見守り育てるため設立。学びや暮らしを支えるネットワークを作り、信頼できる大人や若者に繋がることで、子どもの人生が大きく変化する可能性を信じて活動中。さまざまなカタチの居場所を通じて包括的に支援を行う。
≪ かめのりさきがけ賞 ≫

 
DAWN(Development Action for Women Network)
(女性の自立のためのネットワーク)
 殿
1996年にマニラで設立。「興行」ビザで来日し、人身売買とも呼ばれる形で働いた後に帰国した、移住フィリピン人女性への職業訓練と自立生計支援を行う。移住女性とその子どもであるJFC(日比国際児)が、「被害者」から「社会に働きかける存在」へと変化するプロセスを支援している。
≪ かめのり特別賞 ≫

 
特定非営利活動法人わぴねす 殿
今も厳しい差別を受け孤立するハンセン病快復者の社会的尊厳の回復と、経済的自立を促進する活動を、インドにて行う。日本人大学生が参加するワークキャンプを中心に、電動3輪自動車のレンタルなどの就労支援を実施している。