第16回かめのり賞 3団体の表彰が決定
2022.11.17
授賞決定にあたり、次の点が高く評価されました。 | |
1. | これまでの活動歴、活動内容とその成果として、活動によりもたらされた変化や影響力が大きく、また、活動自体に自主性、独自性を持ち、他にない取組みをしていること |
2. | 地域やボランテアの人々と共に活動し、また、行政、企業、教育機関および他団体等と密接に結びついて、有機的な協働・連携が進められていること |
3. | その活動が社会の必要性に合致し、将来を見据えた事業展開を考えていること |
≪ かめのり大賞 草の根部門 ≫ | |
Minamiこども教室 殿 | |
大阪市中央区で外国にルーツをもつこどもたちの学習支援を行う。2012年の外国人母子心中未遂事件を契機に、外国にルーツをもつ家族を孤立させてはならないという思いで設立され、現在10年目を迎える。当初は小学生を対象としていたが、こどもの成長と共に中学生や高校生の進路支援にもサポートが拡大。現在、登録するこどもの数は150名以上に。遠足などの企画を行うほか、地域の複数のこども食堂と協力し、居場所としての機能も果たしている。2020年度からは行政から委託・助成を受け保護者相談事業を開始した。 | |
≪ かめのり大賞 人材育成部門 ≫ | |
特定非営利活動法人日本ミャンマー豊友会 殿 | |
14年前『ミャンマーと日本の子供たちの未来の為に』を活動理念に掲げ、豊かで平和な世界の実現を目指し設立。インパール作戦の敗退時の御恩に報いたい想いで、無認可保育園等を作り続け、孤児院等の支援を続けている。今期は、パオ族の青年たちの永年の願望であった職業訓練所の完成を見ることができ、第一弾の寄付講座として日本語教室をZoomで3 クラスを開催。来期の新事業として、具体的な技術取得と将来のミャンマーの各分野でリーダーシップを担えるような人材が日本に勉強に来られるよう、ルートの確立を目指す。 | |
≪ かめのりさきがけ賞 ≫ | |
特定非営利活動法人北関東医療相談会 殿 | |
生活困窮している人々の検診、検診結果の説明、要治療者のフォローを実施しているボランティア団体。1997 年群馬県にて『外国人の為の医療相談会』として発足以来、人道的支援の立場で、活動による支援や経済的支援を行う。近年、日本国籍者にも同様の支援が必要と分かり、国籍を問わない支援活動に切り替え。2013年NPO法人化。すべての人が健康と平和な生活ができる共生社会の実現をめざし、現在は、医療支援としては医療費の支援、病院同行支援、また社会的生活支援として家賃、水道光熱費、食糧支援、教育支援を実践中。 | |