修了生からのことば ―2024年3月修了生より―

 2024年3月で大学院留学アジア奨学生を卒業した郭 凱琳さんより、修了に際してのメッセージが届きました。郭さんは2年間、かめのり財団の奨学支援のもとで研究活動に邁進する日々を送り、この4月からは社会人として日本国内で希望の職に就き、働き始めました。郭さんの今後ますますの活躍を願っています。

 


 

 

 

郭 凱琳 Kok HoiLam カクカイリン

関西学院大学 経営戦略研究科 国際経営コース 博士前期課程

奨学金受給期間:2022年4月~2024年3月

 

「かめのり財団への感謝と思い出」

 

 私の大学院生活は、かめのり財団の支援がなければ考えられないものでした。この2年間、私は様々な挑戦や出会いに立ち向かいながら、かめのり財団の温かい手助けを受け、成長することができました。覚えているのは、ある研究プロジェクトが行き詰まり、自信を失いかけた時のことです。思考が停滞し、迷いと焦燥感に囚われた私にとって、かめのり財団の面談はまさに救いの手でした。そこで受けたアドバイスや励ましは、私に新たな方向性を示し、再び前進する勇気を与えてくれました。その時の喜びや安堵の気持ちは、今でも鮮明に覚えています。

 

 そして、夏の研修交流会への参加も私にとって大きな成長の機会でした。地域や文化の異なる人々と触れ合い、新たな視点を得ることができたことは、私の人生における貴重な体験です。かめのり財団が提供するこのような機会は、私にとっては人生の宝物です。また、生活面でもかめのり財団は私を支えてくれました。時には、学業や研究のプレッシャーに押しつぶされそうになりましたが、かめのり財団の優しい言葉や助言は私の心を癒し、再び前を向かせてくれました。そのあたたかな支援に触れるたび、私は深い感謝の気持ちに包まれます。

 

 社会人としての新たな挑戦が待ち受けていますが、私はかめのりファミリーの一員としての絆を大切にし、前進していきます。かめのり財団の皆様に心からの感謝を捧げます。ありがとうございました。

 

2023年度 夏の研修交流会での様子