かめのりカレッジ2024 実施レポート

 Kamenori College 2024は、日本とアジア4ヶ国からの大学生が東京都内に集まり、2024825日(日)~828日(水)まで、34日のメインプログラムを行いました。

 

 

 

 

 Kamenori College 2024(以下、KC2024)は、様々な国際交流の機会において、存在感を発揮し、自己主張可能な人材を育成することを目的としたプログラムです。プログラム中はセッションをはじめ、チームワークショップ、プレゼンテーションも全て英語で行われました。実施概要は以下の通りです。

 


実施期間: 2024年7月21日(日)オリエンテーション

      2024年7月26日(金)~8月17日(土)の金土 英語研修

      *4グループの少人数に分かれての英語レッスン(4グループ×4回)

      2024年8月25日(日)~8月28日(水)メインプログラム

実施場所: Lstay&grow晴海(東京都中央区)

参加人数: 国内在住の日本人大学生15名 

      東南アジアの大学生4名(インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ)


 

 事前プログラムとして、2024年7月22日(日)にオリエンテーションをオンラインで行い、日本全国各地から選考された学生と、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアからの海外生が、初めて顔を合わせました。プログラムの説明や自己紹介、プレゼンテーションのテーマとチームが伝えられ、チームディスカッションがスタートしました。

 また、英語グループレッスンも並行してスタート。国内学生のみを対象として、英語発信力の強化のためのレッスンをオンラインで行いました。

 

 約1ヶ月の事前プログラムを経て、2024年8月25日(日)から、東京都中央区にある「L stay & grow晴海」で3泊4日の合宿がスタートしました。

 

 

 

 メインプログラムでは、様々なジャンルの講師によるセッションと、チームワークショップを経て、最終日にチームプレゼンテーションを行いました。KCのセッションは、講師から与えられたテーマについてグループディスカッションを行い、発表し共有する参加型のセッションです。グローバリゼーションとは何か、世界の中での日本とは、グローバルに働く事とはどういう意味か等々、活発な意見交換が行われました。

 NPOやグローバル企業の最前線で活躍する講師(2組)のセッションでは、日本のゴミやリサイクルの現状、取組事例等の環境問題について、またグロ-バル企業の成長や、そこで働く女性の視点から、やりがいや難しさ、キャリア選択等の話を伺いました。新な知識や情報を得て、自身の将来を考えるきっかけを得た学生もいたようです。

 各セッションでは、質問が多く飛び交い、積極的に参加する姿勢が見られました。また、最終日のプレゼンテーションに向けて、必要なスキル(フレーズ、ジェスチャー、声等)も具体的に学び、練習を重ねました。

 

 また、KC2024では3つのルールを設けました。

 

  ①Step out of your comfort zone! 

  ②Don’t be afraid to fail! 

  ③Speak Out!

 

 このルールを常に意識し、それぞれが自分なりに努力をして4日間を過ごしました。

 なお、講師は以下の通りです。

 

■講師一覧

山本 智巳 Global View Japan代表、元日本IBM執行役員、元ベルリッツジャパン(株)代表取締役社長

今北 一成 異文化コミュニケーションアドバイザー

藤樫 亮二 (株)プロジェクトアドベンチャージャパン ファシリテーター

Stephen Nagy 国際基督教大学 教授(国際関係論専攻)

坂野 晶   (一社)ゼロ・ウェイスト・ジャパン 代表理事、(一社)Green innovation 理事/共同代表、(株)ECOMMIT 取締役CSO

堀江 徹  早稲田大学ビジネススクール(MBA)教授、(株)堀江コンサルティング取締役

細谷 正愛 アマゾン ウェブ サービス ジャパン(同) マーケティングマーケティング統括本部、APJエグゼクティブブリーフィングセンター部長

津田 陽子 アマゾン ウェブ サービス ジャパン(同) シニアマネジャー

 

 最終日のプレゼンテーションは、コンサルタントとして、クライアントが抱える問題の分析、根本的な原因、解決方法を提示すること。内容に加えて、プレゼンテーションスキル、チームワーク等も評価の対象となります。講師・参加者全員からの投票によりベストチームが決定し、トロフィーが送られました。 最後に、講師陣からレビューがあり、全員に修了証書が渡され、KC2024は終了しました。

 

 

 事前のチームミーティングのスケジュール調整がうまく出来ない、ディスカッションが思うように進まない、英語で伝えたい事が伝わらない、またプレゼンテーションが思うように出来ず悔しい思いをした学生もいたようです。また、書類の書き方、提出物の期限や時間を守る事、伝達の行き違い等、プログラムの内容以外でも、学ぶ事が多くあった1ヶ月間だったように感じます。これから留学や就職、世界に出ていくだろう学生達にとって、KC2024での経験と学び、出会いが、今後の飛躍につながることを願っています。

 

 

 

 KC2024講師の皆様をはじめ、ご協力いただいた皆様にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

 


 参加した学生からの声を、一部ご紹介します。

 

・様々なバックグラウンドの学生と交流できたこと、普段の大学生活の当たり前の殻を壊すことができた4日間だったと思います。

 

・こんなに何かに一生懸命になれたことがとても嬉しいです。自分には無理だと思っていたことにもたくさん挑戦できました。現実の問題に立ち向かうときも、これからの人生でも、自分の安全地帯から一歩踏み出して、挑戦を続けたいです。

 

・普段お話を聴くことのできない方々による講義がとても価値のあるものになりました。

 

・短い期間であったが、集中して一つの課題に取り組み、他の参加者との会話から新たな価値観、考え方を滝のように浴びられたことは他では得難い経験だった。

 

・I think I learned to respect others, this is the most precious thing for me. And friend I met in this program can be my treasures. Thank you so much!

 

・As for me, the whole grogram was so good for knowing any fields that I had not known and especially, because the all participants had different perspectives from my own , I could learn a lot from them.