かめのり財団では、国際交流や多文化共生の現況と今後の課題に焦点をあてたオンライン連続セミナーを実施しています。
第5回目となる今回は、「高齢化・人口減少の加速化に備える持続可能な地域づくりと、国際交流・多文化共生のこれから」をテーマに6月10日(月)より全4回にわたり、各地の事例紹介を参考にしながら議論を展開します。みなさまのご参加お待ちしています。
少子高齢化や人口減少の加速により、労働不足のみならず、くらしを支える基盤の衰退が深刻化する日本において、人口をはじめとするさまざまな側面の「これまで」と「これから」を、統計や推計を基に概観しながら、持続可能な地域づくりを支える国際交流や多文化共生の在り方、課題や求められる取り組みについて学ぶ、全4回のセミナーです。
主催:(公財)かめのり財団 運営: IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
日時・テーマ | ご登壇者と内容 |
第1回 高齢化「第2幕」と人口減少の推移をもとに、地域における今後の予測を立てるための基礎理解 2024年6月10日(月)16:00-17:30
| ・解説講義: 川北 秀人 氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]) ・質疑応答、意見交換 |
第1回にお申し込みくださったみなさまには、bccメールでzoom情報等のご連絡を差し上げました。 メールが届いていない方は、恐れ入りますが、下記宛ご一報くださいますよう、お願い申し上げます。 Email: office.iihoe@gmail.com | |
第2回 都心部における新しい国際交流・多文化共生事例 2024年6月17日(月)16:00-17:30 | ・事例紹介: 栗林 知絵子 氏(豊島子どもWAKUWAKUネットワーク) 宮城 潤 氏(地域サポートわかさ) ・質疑応答、意見交換 |
第3回 地方都市における新しい国際交流・多文化共生事例 2024年7月1日(月)16:00-17:30 | ・事例紹介: 菅原 渉 氏(菅原工業) 山口 ちえ 氏(東川日本語学校 多文化共生室) ・質疑応答、意見交換 |
第4回 求められる支援の在り方 2024年7月5日(金)16:00-17:30 | ・事例紹介: 矢野 花織 氏(北九州国際交流協会) 新居 みどり 氏(国際活動市民中心) ・質疑応答、意見交換 |
*各登壇者のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
上のバナーよりお申込みフォームへ移動し、事前にお申込みください。開催日が近づきましたら、zoom視聴のURL等についてメールでご連絡を差し上げます。
※ お申込み締切は、各回2日前ですが、定員(各回90名)に達し次第、締切ります。4回まとめてのお申込みも可能です。
※ 恐れ入りますが、同一団体ご所属の場合でも、お一人様ずつお申込みをお願いいたします。
※ 必ず、視聴される方のお名前でお申込みください。
参加対象者は、外国人支援・多文化共生推進に取り組む団体や個人の方、国際交流協会や行政職員の方、NPO法人の方々の他、日本国内の国際交流に興味関心のある方です。
無料です。登壇者の所属団体等へのご寄付は歓迎いたします。
後日、各回の抄録を当財団のウェブサイトに掲載します。過去の抄録はこちらからご覧いただけます。
第1回 高齢化「第2幕」と人口減少の推移をもとに、地域における今後の予測を立てるための基礎理解
川北 秀人(かわきた ひでと)氏 IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 兼 ソシオ・マネジメント編集発行人 大阪生まれ。1987 年に京都大学卒業後、(株)リクルートに入社。広報や国際採用などを担当して 1991 年退後、国際青年交流 NGO の日本代表や国会議員の政策担当秘書などを務め、1994 年 IIHOE 設立。市民団体のマネジメントや企業の社会責任(CSR)への取り組みを支援するとともに、市民団体と行政との協働の基盤づくりを進めている。(特)JEN 共同代表理事(2004 年- 2010 年、2018 年より再任)、(一財)日本民間公益活動連携機構 評議員(2018 年より)など。2008年より、かめのり財団の顕彰事業・助成事業の委員兼アドバイザーを務める。 |
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第2回 都心部における新しい国際交流・多文化共生事例
栗林 知絵子(くりばやし ちえこ)氏 認定特定非営利活動法人豊島こどもWAKUWAKUネットワーク 理事長 2004年より池袋本町プレーパークの運営に携わり地域活動を始める。自他共に認める「おせっかいおばさん」である。地域の子どもを地域で見守り育てるために、プレーパーク、無料学習支援、子ども食堂など、子どもの居場所を介し、子どもと家庭を伴走的に支援している。 | |
宮城 潤(みやぎ じゅん)氏 特定非営利活動法人地域サポートわかさ事務局長・那覇市若狭公民館館長 1972年生まれ(復帰っ子)。2001年からアートNPOにて活動、活気を失った歓楽街でまちの中のアート展などを企画運営。2006年から那覇市若狭公民館に勤務。運営体制移行により四度の職名変更を経て現在は指定管理者として館長を務める。その間、「第70回優良公民館表彰」(文部科学大臣賞)で最優秀館に選ばれたほか、全国公民館連合会主催の各コンクールにおいて、最高賞8回を含む13回の上位入賞を果たす。2022年度「国際交流基金地球市民賞」受賞。 HP:若狭公民館 |
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第3回 地方都市における新しい国際交流・多文化共生事例
菅原 渉(すがわら わたる)氏 株式会社菅原工業 代表取締役 宮城県気仙沼市生まれ。2011年東日本大震災で被災し、3日後から復興工事に従事する。人手不足と復興工事後の需要を考え、気仙沼市と関係性のあったインドネシアから技能実習生を雇い入れ、実習生の帰国後の活躍の場と自社の次の打ち手として、同国初となるリサイクルアスファルト事業を開始。また自社及び気仙沼市に暮らす多くのインドネシア人向けにインドネシア料理店とムショラ(礼拝所)を設置する。第4回Japanコンストラクション国際賞、第1回外国人材とつくる未来賞、2023年はばたく中小企業・小規模事業者300社受賞。 HP:菅原工業 | |
山口 ちえ(やまぐち ちえ)氏 東川町立東川日本語学校 多文化共生室 室長 2006年より、東川町のNPOで7年間事務局を担当。利用者による環境保全や人材育成、子どもの自然体験活動などに従事。2013年個人事業主となり、健康プログラムの企画運営や自然農応援事務センターの業務に携わる。同時に2018年より、外国人留学生の出口対策に関わることになり、2021年から現在の多文化共生室室長を務める。 |
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第4回 求められる支援の在り方
矢野 花織(やの かおり)氏 公益財団法人北九州国際交流協会 北九州市多文化共生ワンストップインフォメーションセンター センター長 日本語教育や外国人相談に携わる中で、外国人住民が社会の一員として暮らすためには、日本語教室や相談窓口での支援を充実するだけでなく、同時に社会が変わっていく必要があると感じ、専門的な知識やスキルを習得するために社会福祉士の国家資格を取得。令和元年度より、多文化ソーシャルワーカーおよび地域日本語教育総括コーディネーターを兼務。現職の他、西南女学院大学非常勤講師、日本公共通訳支援協会運営委員、自治体国際化協会 地域国際化推進アドバイザーなどを務めている。九州大学大学院修士(教育学)。 HP:北九州国際交流協会 | |
新居 みどり(にい みどり)氏 特定非営利活動法人国際活動市民中心(CINGA)コーディネーター 青年海外協力隊としてルーマニアにて活動。帰国後、多文化共生領域で仕事をすることを目標に東京外国語大学多言語多文化教育研究センター、国際移住機関(IOM)などで勤務。2011年よりCINGAで働き始め、15年より地域日本語協力や外国人相談領域の事業コーディネーターを務める。
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